アートセラピーを通じて。。。
自分のことは、知っているようで意外と知らないものです。
自己理解は、他者理解に繋がります。
参加者の中には、
”自分を表現する方法がよく解らなかったから暴力行為をしてしまった” と言う人もいます。
今回は、【アートセラピー】を通じて自分自身を客観的に見つめてみました。
~参加者の感想~
・普段から自分が何を考えているのかを意識せずに生活してきたと思う。自分のことがよくわかっていないという事もわかった。自分のことが解らないのだから、他人が私のことをわかるのは困難であろうし、私が誰かのことをわかることはできないのかもしれない。
今日は、誰かが感じていることを素直にそう感じているのだと受け取ることが学べたと思う。
長い間こころの奥にしまい込んで、忘れていた温かいものを思い出すことが出来、これからの生活や仕事に生かしていきたいと思う。
・日常の中で絵を描くことがないので新鮮でした。描き始めは何を書いていいのかピンと来なかったが、一度描いていくとイメージが出てきて心も頭も柔軟になっていくことを感じた。
今の自分には言葉の表現だけで、自分の気持ち・感情・こころの状態を現したり気づいたりするのは限界があるのだなぁと感じました。
・アートセラピーは、自分の気持ちやこころの状態を把握するためには、有効なツールだと感じました。自分のこころの状態が垣間見えたように思います。人の絵も視点が違うし、個性や価値観が表現されていて面白かった。
・初めての経験で、楽しみ半分、不安半分で参加した。
テーマを貰って、浮かんだこと、ひらめいたこと等を”絵”に描いて表現することは初めてで、楽しいと感じた。
自分を表現することになれておらず、
どんなものが現れるのか?解らず、不安でもあり、楽しみであり、驚きであった。
最初は、どうしていいのかわからなかったが、頭で考えるのではなく、無意識に選んだ色や、形、描き方が、今の自分自身を表していることに気付き、忘れていた思いや、隠していた感情みたいなものが出てきて驚いたが、納得感があった。
他の人の作品を見て、その人が考えていることや、感じていることを知ることが出来たり、絵の説明を聞いたりすることは、自分の知らないその人の持っている大切な世界を見せてもらえたような気がして暖かい気分になった。
そして、この体験は、嬉しく、とても貴重だと思った。
あっという間の時間だったので、次のアートセラピーが待ち遠しい。続けていく中で、自分がどのように変化するのかがとても興味深い。