自分の罪や過ちと向き合うことは辛く大変なことだと思います。私もその一人です。
私はDVや虐待によって家族を傷つけてきました。
そしてその罪と過ちに約20年もの間、私は気づいていませんでした。
なぜ気づかなかったのか。
・私の考えは間違っていないから、妻や子供たちがちゃんとすればいい。
・短気なのは私の性格だから治せない、私がすぐに怒るのは仕方ない。
・私は相手の気持ちを想像するのが苦手。だから話してくれなければ、私は妻や子供たちの気持ちを知らなくても仕方ない。
家族はずっと、私に「過ちを直してほしい」と伝えていたと思います。
しかし私は、家族の声を聴くことができず、気づこうともしませんでした。
その結果、離婚して家族と離れることになりました。すべてが私の責任です。
たんとすまいるで学んで約1年。
私はメンバーのみなさんとの対話や学びを通じて、自らの罪と過ちを知ることができつつあります。
私の目指す姿は、他者を傷つけず、他者の立場で考えることのできる人になることです。そのために取り組む多くの課題の中で、今、大事にしていることは次の三つです。
・自分の行ったDVや暴力を一つ一つ振り返って全部認めること
・自分で自分をご機嫌にして、自分で責任の概念を果たすこと
・相手を尊敬し、感謝し、相手の話を聴いて、すべて受け止めること
他にもたんとすまいるで学ぶことはたくさんあります。
今の私は、それらの学びを活かして自分を変えていきたいと思います。
残念ながら過去の罪や過ちを、私は変えることができません。
しかし未来の自分を努力して変えることを、私たちは選べます。
この1年、たくさんのことを学ばせて頂いたものの、まだ十分ではありません。
それでも約20年気づけなかった過ちに、私は漸く気づくことができました。
私は未来の自分を変えることで、家族に赦されるかどうかを抜きにして赦しを乞うこと、反省の気持ちを何らかの形で表現できるようにしたいと思います。
それがどこかで、離れた家族にとっての安心安全になればと願っています。
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