家族に暴力をふるい、別居して、たんとすまいるに通って1年になります。
一年前を思うと、自分で起こした騒動と、自分で壊してしまった幸せに絶望に暮れていたことを思い出します。
もちろん、今でもあの時と変わらない、あるいは、あの時より深い後悔とさみしさを毎日かみしめています。何度も、こんなつらい思いを続けたくない、もう逃げ出したいと思いました。
そんな中で、たんとすまいるの仲間と学びは私を明るく助けてくれています。
自暴自棄になった私を助けてくれて本当にありがとうございます。
皆さんとの学びの中でさまざまなことを知ることができましたが、
今日はその中で私が今、一番大切に感じていることを書きたいと思います。
それは、“自分を大切にすること”です。
DVの加害者が自分を大切にする?なんて聞いたらみんなきっと激怒するか、あきれるか?なのではないかと思います。
私が皆さんと学んで思ったことがあります。
皆さん(私も)真面目で一生懸命なんです。
頑張りすぎて、頑張った自分を誇りに思いすぎたり、それによって自分がとてもえらく思えて、力が入りすぎて、特権意識をもってしまったんです。(私の場合、自分の能力を買いかぶり、頑張っても成果の上がらない自分にイライラして、それを隠すために人を下げて自分を上げるのに精一杯な毎日でした)
“こんなに一生懸命仕事して、お金稼いでいるのに、家族は何の感謝もしない!”何て思ってました。
そんなこと当たり前だし、パートナーも子供たちもそれぞれの役割を人生を一生懸命生きてくれているのにも気づかず。。
そんなことで、自分を過大評価して、人に迷惑、加害を与えてきました。家族も、社会もそんなこと求めてないのです。そんな力は抜いて、家族の笑顔のために何が一番なのかを考えた方が良いんでだと思います。
じゃあ、どうしたらよいのだろうか?自分にカインドフルでいることで、家族、友人、同僚にもカインドフルでいられるんだと思っています。できないことはあきらめよう!と思ったら急に世界が明るくなりました。
飛行機で、安全のビデオで見ました。酸素マスクが落ちてきたら、まず自分に酸素マスクをつけなさいと、そのあと子供にマスクをつけてあげてくださいと。自分が安全でないと、人は助けられない。
今、自分にカインドフルでいるために心がけていることがあります。
・朝のルーティンをこなす
(朝起きたら、近所の公園にある沼の周りを一周、ジムで軽く筋トレをして、シャワーを浴びてかえってくる)
・呼吸に注意を払う(深呼吸で吸うと吐くを丁寧に行う) →思考のリセットに良いとのことで
・穏やかな気持ちでWalkingする
・食事を丁寧にとる
・休憩をとる
人を傷つけることは、自分を傷つけることにもなります。
人に与える暴力・暴言は他人も傷つけますし、様々な意味で自分も大きく傷つけます。
家族関係はもちろんのこと、社会的にも経済的にも、精神的にももしかしたら肉体的にも。
もう、こんな人生捨てちゃえ!と何度も思いました。でも、子供たちが、大事なパートナーが、私に会うという選択をしてくれた時に、また自分勝手にその道を閉ざすのですか?
私が生きること、立ち直ろうと努力することは、私のためでもありますが、いつか私に会ってもよいと思ってくれる子供たちのためなんです。
最近、野球のとっても上手なスーパーヒーローの若者にあこがれています。
かわいい二人の娘に、いつか彼のようなさわやかな父親として再会できるように
毎日を丁寧に、感謝をもって生きていきたいと思います。
写真は、私のスーパースターを見ると思い出し、この山を見るとあのスーパースターを思いだす
いつ見てもすがすがしく、威風堂々とそびえている富士山にしました。
私の部屋から景色です。毎朝、力をもらってます。
ありがとう。