先週、一部の報道機関でも報道されていましたが
糖尿病の新たな呼称案の有力候補として「ダイアベティス」を提案すると
糖尿病学会と糖尿病協会から発表がありました
「糖尿病」という呼び名の、「糖尿」という言葉自体が侮辱的であるとか、
「糖尿病」が「不治の病」で特別な「療養生活」が必要であるといった
浸透してしまっている負のイメージを払拭するのが狙いとのことです
実際に本当に呼称が変更されるかはこれからの議論とのことですが
この当事者でなければ感じ得ない、言われなければ気が付かない偏見に対して
議論の遡上に上がるこのことだけで
今まで無自覚であったところから、偏見や差別が存在することへの気づきにつながり
将来的には社会が知らないうちに与えている、偏見、差別に対して行動していこうとする
小さいながらも確実な一歩につながってくれればなと感じました。
私は男性であるという「特権」の上に安住し
女性であるパートナーに対して優位な立場を維持しようとしていました。
その当時は男性であることが特権であることなんて思いもしてない
あたりまえのことだと思っていました。
男性であることや健康であること
家庭や社会の中にある「特権」に対して気づいて行動することは大事なのだと思いますが
まだまだ私が当事者であるにもかかわらず
気が付いていない特権や偏見があるのだと思います
すぐに声をあげて行動できなかったとしても
気づきにくい特権、偏見に対してまず気が付くことは
これはこれで大事なことなのかなと今回の報道に触れて感じました
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