最近グループでメンバー皆でパートナー、元パートナーの気持ちを想像する機会があった
そこで様々な議論が上がったのだが、最後、”怒り”が上がらなかったことが指摘された
彼女たちの怒りを我々は想像できていなかったのだ
共通して、悲しみや落ち込み、またそれによる心身障害等は事実診断を受けているケースもあり話に上がったのだが、
より攻撃的な怒りの感情を想像できていなかった
これはどこかで被害者に対して持ちがちな、かわいそう、弱い、といったイメージが根底にあるのかもしれない
我々加害者が行ったDVで、パートナー、元パートナーを酷く傷つけてしまったことは受け止めなければならない
私の場合では、元パートナーは特に別居直後は感情がなかなか落ち着かなかったと聞いている
また別居に至る前も、様々な精神的・身体的・性的な暴力をふるったことで元パートナーは感情を表に出さないようになっていった
去年の年末に家族旅行に行った際に、ほとんど笑顔が無くずっと疲れた様子であったことが思い返される
ただここであげたような、単に傷付いて苦しんでいる姿を想像するのではなく、怒り・憤り・憎しみも考えられるようにしたい
自分の持ちたいイメージの枠の中で感情を想像して結論付けるのではなく、あえて見ないようにしている部分もしっかりと考えないといけないのかと思う
元パートナーの怒りも受け入れて、今出来ることを行い、償いを進めたい
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