パートナーから離婚の話を切りだされた。
日常が大きく揺らぐような思いがした。
当時、私の行動として自覚できたのはパートナーに
日頃言うべきことは言うことのなかで、「なんでこれが理解
できないんだ。どこかおかしいよ。」とパートナーを非難
してきたこと。思春期でパートナーを困らせ、言うことを
聞かない娘に暴力をふるって聞かせてきたことなどが原因だろう。
そうは言っても私自身は家族のためにしてきたことであって、
「私はパートナーも子供も愛している。間違ってはいない。」
パートナーの切なる訴えにもどこか自己防衛が働いてしまう。
「それってそちらの受け止めや忍耐力の問題だろう。」
パートナーへ一応の謝罪は伝えつつも、自分を省みることはできずに・・・。
「自分の人生こんなはずじゃなかった。」という思念がまとわりつくような
不安とともにしばらくの間続くこととなった。親戚や職場にどう思われるか、
対面的にどうみられるかという不安が強かったように思う。
たんとで学ぶようになり、偏った思考や他人を尊重することに欠ける部分が
自分にはあった。この気づきがあまりにも自分の腑に落ちたため、地に足がついた
感覚を覚えた。自分を受け入れることができた。「ほんとはこんなもんだったなぁ。」
学びを続けて1年近くが経とうとしている今、「こうなるはず」の自分が見え始めてきた。
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