今、私の目の前に化粧水と保湿剤があります。
スキンケアの代表的なものですね。
乾燥肌、アトピー性皮膚炎の私は、この時期、重宝します。
これはパートナー、いえ、元パートナーから頂いたクリスマスプレゼントです。
離婚後も、私の肌を気遣ってくれる素晴らしいパートナー。
自分ではない誰かに対しては、こう言えるでしょう。
しかし実際に自分が元パートナーからもらうと、素直に喜べません。
クリスマスの約一カ月前に、元パートナーの誕生日がありました。
その際に、どのような誕生日プレゼントを贈るのが良いだろうか、
学習を共にしている皆さんにお伺いしたところ、
多くの方から、そもそも贈るという行為について考え直してみた方が良いという意見を頂きました。
DV加害者からの贈り物、逃げるように別居した相手からの贈り物。
心から喜んで受け取れるものではないですよね。
また誕生日を祝うという行為に便乗して、
過去の過ちを許して欲しい、という下心が多少なりともあるのは否定できません。
散々悩んだ結果、ちょっとしたお菓子を贈りました。
ありがとう、美味しく頂きましたとの回答があったのですが、
本当に喜んでくれたのでしょうか。そもそも食べたのでしょうか。
元パートナーの回答を素直に受け取れなくなってしまいました。
そして迎えたクリスマス。
第三者機関を通じて、元パートナーとは顔を合わせることなく、
子どもとの面会交流を実施しています。
その際、子どもを通じて元パートナーからのプレゼントを受け取りました。
一緒に暮らしているときには、クリスマスも誕生日もプレゼントをもらったことはありません。
おそらく専業主婦だったことや欲しいものは自分で買った方が間違いない、そんな考えがあってのことだと思います。なのでプレゼントがないことに不満はありませんでした。
プレゼントがないだけで、ケーキやいつもと違う料理は食卓に並んでいました。
初めてのプレゼントは離婚後にもらいました。
嬉しいのですが素直に喜べません。
喜んで良いのでしょうか、何かしらの打算があるのではないでしょうか。
そんな考えが頭の中を巡ります。
DVは被害者の魂を殺すといいます。
それだけでなく、加害者である私の素直に喜ぶという感情も殺していました。