穏やかな日々を過ごせています。季節も手伝ってくれて、ベランダから見える桜と川沿いがとても綺麗で、
部屋の間取りを変更して、窓際ですぐに外が見渡せる場所に仕事用のデスクを置いて季節の景観を満喫できています。
最近、特にいい事があったわけでもなく、パートナーさんや家族との関係性に前向きな進展があったわけでもなく、
相変わらず、娘と面会する際は前の日からパートナーさんも同席するため緊張もし、
娘との会話の際の笑顔の練習をしたり服装を考えたりすると当日も落ち着きません。
娘の反応もママ大好き、パパ嫌いという分かりやすく、悲しい気持ちに転落し、過去の行いを直視せざるを得ない時間を過ごしていますが、それでも半日経てば前向きな気持ちに持ち直して、次の日からまた更生や前向きに将来と向き合う自分に戻れています。
更生が進み家族との関係性が急激に改善したわけでも、仕事が特別うまくいっているわけでもないのに、私が前向きに過ごせているのはなぜか少し考えてみました。
一番大きいのは、過去の後悔や反省や自己嫌悪等をすべて、自分の中で受け止め、傷つけた家族への贖罪はこれからの人生で生きていく中で償い続けると覚悟ができたことが大きいと思います。
別居・離婚直後、娘がパパを嫌だと言い出した際は、今この瞬間に状況を画期的に変えたいと願いましたが、過去の自らの行いの蓄積や、傷つけた傷の深さは、とても短期的に解決するどころか、むしろ娘はパパ嫌だと言ってしまう事態です。
状況を画期的に変えるなんてことは不可能だと実感としても思い知らされ、今この瞬間の変化を追い求められるような状況ではないと理解でき、これからの人生を全体で考えて継続的に償っていくものだと、長い付き合いになると腹を括れたことで、
今や明日という叶えられない短期的な目標を建てず、長期的な改善が必要なことが実感として分かったため、すぐに結果を求めるような追い詰められていた心境から、焦らず確実に変わっていこうと、心境の変化がありました。
次に、別居後から飼いだした犬の存在がとても大きく、テレワークで日頃は自宅で過ごし、外界とのつながりが薄い私に、散歩やドッグランをきっかけに、他の飼い主さんとの挨拶やコミュニケーションを通じて、他人や社会、地域との繋がりを感じることができ、仕事以外からも社会性を得ることができていることが大きいです。
一人暮らしになって身勝手な生活を送りがちでしたが、子供の代わりに犬の成長を日々見て取れ、自分以外の生物の世話をしながら生活をしていく事で、責任感や慈愛のような心を身近から感じ続ける事ができているので、生活の安定も築くことができました。
家族が居たころは全く興味がなかった家事(特に料理)にもとても興味があり、うまくできた/できないに一喜一憂している自分もとても新鮮で、40歳を超えた私でも日々変化していけることが、加害更生以外からも実感として得られているので、確実に人は変われるという実感があるのも大きいです。
加害の更生は続いていきますが、次に会うとき、娘にもっとハツラツと生きている私や、更生を続けていく事で少しずつ変わっていく私を見せていくことで、娘や家族の見え方も変わったり、何か良い変化もあるかもしれないと思い、これからの先の人生もポジティブな歩みをしていきたいと、考えて毎日を過ごしております。
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