100kmウォーキングで感じたこと

今年の4/27(土)~4/28(日)に100kmウォーキング大会に参加した。

横浜からスタートして三浦半島を回って逗子がゴールのコースである。

 

参加のきっかけは、私は1年ほど前に内臓の手術を行ったことにある。

術後次の日から、癒着が起きると大変なので、院内を歩くことを指導され、お腹の傷口が痛いけれど歩いた。

退院後、非常に体力が落ちていたので、出来る範囲で歩いていた。

 

昨年末、パートナーと次女が5kmマラソンに参加するというので、私も混ぜてもらい10kmマラソンに参加した。

タイムは遅いが、無事に完走できた。

少し自信がついたので、1か月後に10kmマラソンに参加し、1時間で走ることが出来た。

 

そんな中、マラソンはハードなので、ウォーキング大会を検索したところ、全国各地で開催されていることを知った。

距離は30km,50km,100km,150km,200kmと、さまざまな距離のウォーキング大会があった。

 

そこで私は100kmウォーキングにエントリーすることにした。参加にあたり、友人とパートナーを誘ったところ、OKであった。

結果は、25時間ほど歩き、完歩できた。3人ともに非常に達成感を感じることができるとても良い経験が出来た。

 

今回、伝えたいことは上記ではない。

私が100km歩く中での心の状況と言動についてである。

完歩後にウォーキング中の自分の言動を点検したところ、改めるべきことを感じたので以下に記載する。

 

大会までに、20,30,40kmとウォーキングの練習をし、3月には50kmウォーキング大会に参加、完歩した。

自信もつき100km大会に臨んだ。しかし、50km100kmでは過酷度が全然違ったのである。

 

初めのうちは、3人でおしゃべりをしながら楽しく歩いていた。

しかし、50km以降、今までに経験したことがないほど疲労がたまり、足を中心に体が悲鳴をあげ、睡眠不足で疲れ切っていた。

3人で65kmにあるコンビニで休憩をとっていた時に、私とパートナーは疲れと痛みが強かったので、友人に先に行ってもらった。

 

その後、二人で夜中、暗闇の中を歩いた。お互い励ましあい歩いていた。

そして、私の足の裏の皮がめくれてしまった。痛みで足が自由に動かせない。。。

 

試行錯誤をする中、汗拭き用のリストバンドをハサミで切って、患部の周りにあてて、患部と靴底が接触しない様にすることができた。不自由であるが歩けない事もない。

 

再度、歩き始めた。ちょうどそのころから日も上がり気温が上昇してくる。

選択理論の生理反応で言うと、疲れと、痛みと、さらに暑さによる発汗がひどく、感情は、不快感が強くなり、イライラしている状態である。

そして、私の悪い選択がおこった。

言動として、

「いつまで続くんだ。。。」

「また、坂かよ。。。」

パートナーに「先に行ってもいいからね」というようなことを言っていた。

その時にパートナーは一緒に歩こうと言ってくれた(というよりも言わせていたのであろう)

要するに生理反応、感情を理由にして、悪い言動(外的コントロール)を選択していたのである。

パートナーは嫌な気持ちになったと推測する。

 

たしかに、完歩をすることにより、自分自身は楽しみの欲求、自由の欲求、力・価値の欲求を満たす事ができたかもしれない。

しかし、忘れてはいけないのはそこに沢山の人、ものがかかわっていることである。

一緒に頑張る仲間の大切さや、頑張ってくれている自分自身の体、軽食がでることによる食事のありがたみ、そしてなによりこの大会を支えているスタッフさんがいること。これら全てに感謝すべきである。

にもかかわらず、私の選択した言動は、

私の、願望(上質世界)である、

「家族とよりよい関係を築き、支えあって、全員が穏やかで楽しく、成長できる人生を過ごす」

を達成するための言動ではなかった。

 

どんなに生理反応、感情が悪くても、願望(上質世界)に向けた言動・行為を自分で選択するということ。

 

今回の件は、学びが活かされていないことを露呈している。

自分の悪い選択を、生理反応、感情のせいにしていることをよく理解し、感情に振り回されない、責任ある行動ができるように努めたい。

 

自分の行為を振り返ることで、全ての言動・行為は、選択理論で説明がつくと感じた。

今回そう思っている時点で、いままで選択理論が分かっていなかったということである。。。

 

<大会結果>

男性の部

友人:95位/140

私:135位/140

女性の部

パートナー:37位/40

 

 

写真は、スタートから18時間ほど経ったときに見えた、朝陽の写真です。

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