パートナーと息子との再会

202444日から、パートナーと息子と別居。 6/29()3ヶ月ぶりに会えることになった。
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週間ほど前に、パートナーの弁護士を通じて居住地を告げられる。ここ3年ほど夏休みに家族3人で旅行に行って過ごし、家族での移住を検討していた島だった。
メールで尋ねると、パートナーも同じ部屋に宿泊するということだったので、エアチケットと3名宿泊でホテル、レンタカーの手配を急ぎ済ませる。

当日、早朝に飛行機で島へ。 レンタカーでホテルへ40分ほど。暑いが南国の空気が心地いい。早く、早く会いたい。
私の方が先にホテルに着いた。LINEのメッセージで息子から「パパに会うの楽しみー」と受信。「パパも会うの楽しみだよー!」と返信する。もうすぐだ。
チェックインがもうできるとのことで、部屋に荷物などを置いて、これから出かける準備をしていると、パートナーから「着いたよ まずはロビーにきて」とのこと。
ホテルのロビーで3ヶ月ぶりの再会。「会いたかったぜ~!」と息子を抱きしめた。その後、パートナーへも「会いたかったぜ~」と頭をなでる。

息子が「お腹が減った」ということで、ホテルのレストランで昼食。
部屋に荷物を置いた後、買い物がしたいということで、車で移動。小学校で使う、油粘土、絵の具など。少し前に無くしたという傘、スプラトゥーンのキャラクターの弁当箱、シャボン玉を作る電動の大きな銃のおもちゃ。そのほか妻が必要な日用品、最後に食品売り場でおやつなど。
その後、息子がアイスが食べたいということで、近くのジェラート屋へ。

日が傾いてきたが、梅雨明けの島の日差しは、まだまだ強く暑い。息子は島ではじめた、バランスボードというスケボーの一種が上手になったから見てほしいとのことで海沿いの公園へ。 ちょうど日影があったので、そこで一緒に遊ぶ。 ヘルメットとプロテクターを付けるのを手伝い、息子はボードに乗ってスムースに進んだ。 私も大人用の同じボードを以前にしばらく使っていた。「すごいね、パパも同じのやってたけどパパより上手になったね」と声をかける。
「競争をしよう!」と息子が言い、「あそこがゴールね」と。
私は走り、息子はボードで競争。

ホテルに戻り、大浴場で汗を流す。息子と一緒にお風呂に入り、
「学校で何が楽しい?」と聞くと
「普通だけど、東京よりも授業数が多い、週46時間で、土曜授業も月に1回ある。それがめんどい」とのこと。
「新しいお友だちできた? クラスは何人ぐらい?」と聞くと
「できたよー! 全校生徒で6人。先生の方が多いよ」と言う返事で
「えー! 全校で6人? そっかー、先生の方が多いって贅沢だね。 じゃあ6人みんなお友だちかな?」
「そうじゃないけど、仲がいい子もいる」とのこと

そして息子から
「ねぇ、パパとママは一緒に住まないの?」
「そうだね、次の4月、○○5年生になる時に、一緒に住むようにしよう、とお話ししてるよ」
「それじゃー遅すぎる。 もっと早くしてよ~」
「そうだなー。パパはなるべく早く一緒に住みたいと思っているよ。ママとお話ししてみるよ」

部屋に戻ると、パートナーが「露天風呂から虹が見えたよ」とのこと。 こちらも露天風呂にいたが、息子に夢中で見逃していた。
パートナーが、大きな船が見える別のホテルの展望レストランに行きたいとのことで、息子もいいよー、とのことで夕食。
息子はカツカレーを注文したが、辛かったようで砂糖をもらって混ぜて食べていた。 「辛いなら残してもいいよ、代わりにパパのご飯食べる?」と白米を分けると「食べる!」と白米を食べ、さらに自分のカツカレーも完食していた。すごい食欲。育ち盛りだが、ここ1年ちょっとで体重が増え、少し肥満体型なので、気をつけてあげないとな。

ホテルに戻り、もう夜930を過ぎていたので寝る時間だったが、息子は私とNintendo Switchのゲーム、スプラトゥーン3を一緒にやることを楽しみにしていたとのこと。「遅いから、明日の朝ごはんの後でやらない?」と提案したが息子は「今やりたい」。パートナーも「少し一緒にやってあげたら?」とのことで約1時間ほど一緒にプレイ。
その間にパートナーは眠ってしまった。

息子は、いつもはママと一緒に寝て、パパはママが布団に来るまで一緒に寝てくれ、という習慣だったが、
「今日はパパと一緒に寝る」ということで小さいエクストラベッドに2人でくっつき、腕枕をして寝かしつけ。息子がうとうとしている時に、トイレに行きたくなり、静かにベッドを離れて、薄暗い室内を歩きトイレへ。
するとベッドから「パパー?」と息子の不安そうな声。
「パパはトイレだよー」と返事をする。
「パパがどこかに行ったかと思った?」と聞くと「うん」とのこと。
「大丈夫だ。パパはどこにも行かないから、安心しろ」と、また一緒のベッドで寝かしつけ。 息子はすぐに寝入ったので、私は隣の広いツインのベッドへ。
夜中にふと目覚めた息子は、私の隣に来て寝たので、落ちないように、パートナーと私の間に寝かせた。

息子は9歳で1年ほど前ぐらいから、パパやママと手を繋いで歩く、ということをあまりしなくなったのだが、
買い物中や公園で遊んでいるときなど、私の手をつかんで離さなかった。
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ヶ月ぶりに会い、いつも通りの屈託のない、明るい表情を見せてくれたが、彼なりに様々な苦労や心配事などもあっただろう。寂しい思いをさせて、すまないと心から思った。

翌朝、息子の大好きな朝食バイキング。 楽しく食事をした後で、部屋で息子はゲーム。 そこでパートナーと話をした。

パートナーによると、私が結婚してから今までの生活費の負担に不満があり、それを私に訴える度に「そんなことを言うのなら、今後は一銭もあげないよ」と言われてきた。 それが非常に嫌だったとのこと。
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10年ほど前の事で、私は自分の言ったことについて、ほとんど記憶がなかった。
私としては、共働きで、稼いだお金はそれぞれが自分で管理する。
そして私から毎月の生活費全額とお小遣いを負担しており、家事の6割ほど、息子が産まれてからは、育児も5割ほど行っていたので、好条件だろうと考えていたのだが、
とても辛そうに話すパートナーの姿に長期間、傷つけてきたこと。
きつい言葉を使ってしまったこと。に気づき、非常に悪いことをしてきてしまったと認識した。
その他、今までの生活で嫌だったこと、嫌な思いをしたことなどについて、2時間ほど話し、私からは謝罪をし、話しが一旦、出尽くしたところで、3人で出かけた。
海とプールと温泉のあるリゾート施設へ行き、3人で楽しく過ごした。
プールでパートナーが軽口として、水鉄砲を撃ちながら「死ね~」と私へ言い、私も「死んでたまるか~!」と水鉄砲を撃ち返した。 こういうやり取りができるのがうれしかった。

今後、パートナーと息子とよい関係を築いていけるように、いっそう努力しようと考えております。

 

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