DV加害者は思い込みが激しく、白黒思考と言われるような極端な結論を出してしまうことが多い
妻は俺のことが嫌いなのだから離婚しかない、
妻はXXXをしてくれないのだから俺を支える気はない・利用しようとしている、
元妻は離婚以来連絡がない・あってもそっけなく、1年経つ今でも面会交流も実施されないから今後も子供に会えることはない・新しい家庭を作るしかない、
といった具合だ
家族に限らず会社の同僚や友人でも同様の思考癖が当てはまる
我々はこれを相手への攻撃の材料に使っていた
だから多くのケースで暴力行為それぞれに、もっともらしい説明をつけることができるのだ
DV加害者が話し合いや調停、裁判で被害者のような言動を行うのもこのためだ
実際に離婚にあたって元妻のお母様と話したときも、私は同様のことを言っていた
私はやることをやっていた、その中で協力してくれなかった、私"も"悪いところがあった、といった具合だ
未だにこの思考癖を脱せないことがある
些細ないことでも勝手にこういった思考を進めてしまい、感情を大きく動かしてしまう
他の人からすれば、「そんなことで?」と思われるようなもので世の終わりかと思うほど落ち込んでしまう
こういったことをうけ、最近私は「他に考えられないか」「考えを変えられないか」と自分に言い聞かせるようにしている
今まで自分自身、言行不一致、過去の言動と全然一貫性ないことが多かったのに
相手の言動行動に何か一貫したネガティブな感情・思考があるものと決めつけてしまう
その中で上記言い聞かせて無理にでもポジティブ方向の考えも進めてみると、
相手への見方が少なくともネガティブ一辺倒ではなくなる
「まあそういうところもあるかもだな。ただこういう考え方もできるんだよな」
「今後はポジティブな考え方が最初にでてくるといいな」
「なんでネガティブな考え方が最初に出てきたんだろう。振り返ってみよう」
一つ一つ自分の変化を進めていきたい
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