ブッダとの出会いと怒りのコントロール

現在、パートナーと連絡を取らなくなって1ヶ月が経ちます。毎年この時期には、パートナーと1年のお互いの労を労い、1週間の旅行を思う存分楽しんでいました。当然、今年はその計画もなく、淡々と仕事をし、趣味のランニングをしながら日々過ごしています。

 こうなった経緯は、今年に入りパートナーとの口論が増え、その度に私がもう二度と繰り返さないと謝り、パートナーに許してもらうの繰り返しでした。7月に激しい口論をした際、私が怒りに任せて玄関の壁を何度も蹴り、大きな穴を開け、それを見たパートナーが家を出て行き、その後も電話で口論になり、もう連絡しないでと彼女から言われてから今に至ります。

 その後の日々は、空虚な気持ちで過ごしていました。ある時、通勤電車の中で、たんとの仲間が学びの中で仏教の言葉を引用していた事や、昔の上司が仏教について話していた事を思い出し、何となく仏教について検索したところ、ブッダに関する文献が、沢山出て来ました。そこでブッダに関する電子書籍を読み、ブッダに関する映画を探して観るようになりました。そこで驚いたのは、ブッダは約2500年前に悟りを開いたと言われる方ですが残された言葉の中で、怒りを静めてくれる数多くの言葉を残されていました。またたんとで学んでいることと共通するものも数多くありました。今は毎朝「ブッダの教え一日一話」「超訳ブッダの言葉」を読んでいます。

 私はたんとに入って5ヶ月経ちますが、グループに参加して仲間と学んでいくうちに、DV加害について多くの学びを得る機会をいただいたと思います。まだ実践できているとはとても言えませんが、少しずつ自分の変化を感じています。例えば、怒りの感情が出そうな時は「今の考え方はダメだ。」 「怒る必要があるのか」「態度や行動を見直せ」と振り返る事が、少しずつできるようになりました。たんとでの学びがなければ、こう言う行動をとる事もなかったと思います。

 しかし「変化へのステップ」にあるように、「加害性を克服することは一生かかること」だと言う事を自覚して、これからもたんとでの学びを続け、自分の怒りに対して真摯に向き合って少しずつでも克服できるように取組んで行きたいと思います。

 

 

写真は先日、出場したレースのスタート会場から見た富士山です。