人が笑うと眉間にシワができますが、子どもの頃、よく笑っている人は眉間に横じわができて、よく怒る人は眉間に縦じわができる、という話を聞いたことがあります。
私のパートナーはよく笑う人ですが、出会った頃に思ったのは「よく笑ってる楽しい人だな、よく笑っていると眉間に横じわができるというのは本当なんだなぁ」ということです。
しかしその横じわも結婚して(その前からかもしれませんが)私と過ごすうちに次第に縦じわに変わっていくようになりました。
それを見て私はそのことが私といるせいだと感じていながら、ずっと気付かないふりをしていました。
やがて子どもが生まれて私も人事異動で深夜帰宅が常態化するようになりました。私は年子の世話と家のことに追われるパートナーに任せきりにしてしまっていました。
何年か前にパートナーから言われたのは「助けてはくれたけど足りなかった」ということでした。言われた時は「そんなことを言われてもこっちも限界だったんだ」と思ってました。あとになっても「あの状況じゃ無理だったよ」と思っていました。
だけどたんとすまいるで学んでからは、その中でもできること、言葉をかけたり気遣えることはたくさんあったと分かります。
少なくとも傾聴、共感することでパートナーを孤独にしないことはできるでしょうし、自分の行動もパートナーが望む、また自分がしたいものにもっと近づけるはずです。
今私は五年ぶりに家族と同居することとなりました。つまらない自分のこだわりを手放し、今にフォーカスしてより良くなるには何ができるか何を選択するかを考えて行動します。そして家族や自分が関わる人たちとより良い関係づくりをしていきます。
縦じわ横じわが事実であってもなくても、いずれにしろパートナーとお互いに笑いじわがたくさんある楽しいお年寄りなっていきたいです。
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